Google翻訳があるから英語の勉強いらないとか言うやつはバカ過ぎ

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この頃、グーグル翻訳の精度が飛躍的に向上したと話題を集めています。

 グーグル翻訳の進化を取り上げた様々な記事を読んでいると、最終的な感想として,

 

「英語を勉強する必要がなくなる!!」

「翻訳や通訳関係の職業がこれからは無くなる!」

 

とか本気で言ってるんですよ。

 

もうね、アホかと。

あまりにも英語を学ぶことの本質的な意義が見えてない。発想が幼稚過ぎるでしょと。

 

なので今回は、機械翻訳の進化が僕らの将来をどう変えるのかを分析した上で「英語の勉強なんてもう要らない」信者の方々を論破します。

 

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もくじ

 

 

これまでのGoogle翻訳による和訳

 

translate.google.com

 

グーグル翻訳と言えば、機械的に翻訳をするので支離滅裂な和訳をする事が多かったのですが、今回のアップデートで翻訳後の文章が本当に自然になりました。

 

「蕎麦屋さん」を「Mr. Soba」と訳すみたいな、機械翻訳によくある意味の分からないアホみたいな翻訳をしていたグーグル翻訳さんです。

 

しかも「存じ上げません」の和訳は「No Zonjiage」だったんですよ。

 

 

 今回のアップデートで「存じ上げません」の和訳は「I do not know」に変更。

 

Google翻訳に実際に和訳してもらった

あれこれ言う前に、実際にGoogle翻訳にちょっとした和訳をしてもらいましょう。

僕は南山大学の経営学を学んでいるので、調べものがてらマーケティング用語「STP分析」の説明文を翻訳してもらいました。

 

 【原文】

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【和訳文】

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専門用語のカタカナも多いですが、翻訳した文章が綺麗に成立していますね。

 

無料で、しかも時間もかからずに一瞬で翻訳出来てこのクオリティ。称賛に価します。

専門的で少々難解な英語の文章や論文も、一瞬で日本語に直すことが出来るようになりました。

 

新翻訳システムは9月末に発表。原文全体を読み込み、1つのユニットとして翻訳し出力する仕組みで、既存のフレーズベースの機械翻訳技術(PBMT)と比較して、翻訳エラーが55〜85%減少したと同社は説明していました。

Google翻訳が進化!? 精度が向上したと話題に - BIGLOBEニュース

 

 

ニューラルネットワークやディープラーニング等の機械学習をシステムに取り入れる事によって翻訳エラーを55から85%程度減少させ、圧倒的に以前より正確な翻訳が可能になりました。専門分野の英字論文を読みたいという場合以外にも、学生がやるような英語の長文読解とか、教科書の和訳とかでは超効率化出来て大活躍します。

 

とは言え、自動翻訳が実用レベルに近づいたからって「もう英語を勉強する必要がなくなる」って本気で思ってる人はなんなんでしょうね。

 

「電卓が発明されたから、もう数学の勉強いらない」って言ってるのと同レベルだぞ。恥ずかしくないの?

 

 

 

機械翻訳はどこまで僕らの世界を変えるのか

 

正直、ほとんど仕事や教育面では変わらないと考えています。

そりゃ多少なり便利にはなりますけどね。

 

今回のGoogle翻訳の進化で出てきた人々の反応としてはやはり、

 

  • 翻訳や通訳という仕事がなくなる(翻訳家の価値が低迷する)
  • 機械が翻訳してくれるので、英語を学ばなくても困らない。

 

という2つの部分が反響が大きかったので、ここを考察していきます。

 

英語学習や翻訳の仕事がなくなる日は来るのか

 

結論から言えば、翻訳という仕事を機械が完全に代替する事はあり得ません。

 

何故かと言えば、言語間のニュアンスの違いによって、あなたの「心」や「気持ち」、そして「大切な事」は機械翻訳では絶対に伝わりきらないからです。

 

要するにどれだけ精度が向上したとしても、直接的で機械的な翻訳は危険という事。

 

「これだけ素晴らしい機械翻訳があるのに、何が危ないの?」と、上手くイメージが出来ないでしょうから、私が大学でお世話になっている先生の失敗談をこっそりお話します。

 

その先生は以前、外交関係の通訳を手伝っていた事があります。

 

日本語と韓国語を駆使して様々なスピーチや交流の場において同時通訳をしてきたそうで、日本人の偉い方が「日本への滞在を心から歓迎致します。病気にお気をつけて、お過ごし下さい。」と話した内容を韓国語に翻訳して、その先生も同じ内容のスピーチをしていました。

 

無事にスピーチを終えた後で、先生が壇上から降りると一人の韓国人女性が怪訝そうな表情を浮かべて近づいて来て、言い放ったのです。

 

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「さっきの『病気に気を付けてお過ごし下さい』って、どういう意味よ!?」

 

 

わかりましたでしょうか?

 

 

先生はその場で女性がした発言の意図に気付き、丁寧に「日本では『病気にお気をつけて』、というのは『健康にお気をつけて』という表現とほとんど同じ意味で使われています。それ以上でも以下でもありません。」と説明をした後にその女性に配慮不足だったことを謝罪をしたので事は無事に収まったそうですが、一歩間違えたら大変な問題になっていたかも知れません。

 

 「病気にお気をつけて」という言葉をルールに沿って、文章的にもその言葉そのままの意味的にも正しく翻訳したとしても、もともとのスピーチで一番伝えたかった「健康にお気をつけて」というニュアンスは一切伝わらない。

 

言葉には、その裏側にたくさんの意味や気持ち、事情背景が隠れているからです。

 

機械学習が導入されたり、膨大なデータが用意されたとしても、その言葉に込められた「気持ち」を汲んで翻訳を出来るのは人間だけなんですよ。だから翻訳家が必要なのです。

 

僕らが英語を学ぶのは、こういう所を出来るようにするためです。

 

英語で自分の思いを伝えられるようにするには、”あなたの気持ちが通じる英語”で話さなければいけません。こればかりは、機械が代替する事は出来ない。

 

逆に言えば、翻訳家に求められる部分はここに集約されるので、高いレベルの翻訳技術が要求される事でしょう。

 

これは実社会でも同様です。ずっと前から機械翻訳化すると予想されてきたITのマニュアルであっても最終的な所は人間が翻訳しているんですよ。言葉の表面だけでは汲み取れない意図や背景を理解しなければ、大切な事は伝えられないからです。

 

 

まとめ:機械化されていく未来を生き抜くために

Google翻訳の他にも、今では様々な機械が私たちの生活を急速に便利にしています。

 

その反面、今まで人間が担ってきた仕事をこれからは機械がどんどん代行していく未来も予告されています。誰でも出来る仕事は機械にだって出来るようになってしまうんですね。

 

今後、翻訳機能も出てきて翻訳家に期待される能力が高くなったように、これからの時代は個々人に課せられる役割のレベルが更に高くなっていくはず。

 

機械や人間に関わらず、自分の強みをしっかりと持って仕事を出来るようにならなければあなたの存在価値は限りなく0になっていくでしょう。

 

誰でも出来る仕事であれば、安価なコストで働いてくれる機械のが優秀なので。

 

Google翻訳は確かに英語の読解を手助けしてくれますが、それに依存して英語を学ばないというのは本質からズレています。そんな事してたらどんどんあなたの価値は下がっていくよ。

 

便利になる世の中と共に、機械という労働力の台頭が刻一刻と迫っています。

改めて、自分の「強み」や「生き方」について考えなければいけません。

 

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